バイオガスプラント(七飯町 コープさっぽろ)

七飯町にある、コープさっぽろのバイオガスプラントを見てきました。
ここでは、牛の糞尿と食品残渣からバイオガスと肥料を作っています。
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これが食品残渣。カビているものもありますが。まだ食べられそうなものも…。もったいないけれど、バイオガスの材料となります。
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食品残渣(つまりは生ゴミ)は、粉々に砕かれてから加熱殺菌されます。発酵に使う菌は、牛糞にある菌を使うので、他の菌は邪魔なのです。

牛の糞尿は、乳牛のものに限るそうです。肉牛は、エサに抗生剤を入れることが多いため、糞尿にも抗生剤が混じり、菌が上手くはたらかなくなるのだそうです。また、ガスを発生させた残りは肥料にするので、余計なものが入っていると肥料として使えってもらえなくなるということもあります。

もう一つ入れる材料が、グリセリン。
コープさっぽろは、組合員から集めた廃天ぷら油でBDF(バイオディーゼル燃料)をつくって、トラックの燃料などにしています。そのBDFを作る際にできてしまうのがグリセリン。なかなか使いどころがなかったそうなのですが、バイオガスの材料としてくわえるとガスの量が増えて大変良いのだとか。

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材料はこのタンクで30日間発酵されます。もっと発酵させれば、よりガスをとれるだろうということですが、設計が30日なのだとか。タンクは24時間攪拌されています。
タンクの中は、牛の胃と同じような温度にされて、元々牛の胃にあるメタン発酵細菌が活躍し、牛がゲップをするときに含まれるメタンがどんどん出来ていきます。
硫化水素もわずかに出来るので、それを分解する菌の活動を促すために、純酸素を少しくわえるのだそうです。そうすることで、より純度の高いメタンをつくっています。

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作られたメタンガスは、除湿や脱硫などを行った上で、一度この中に入れます。
このドームの中にさらにドームがあり、中のドームにメタンガスが入っています。2つのドームの間に空気を送り込んで中のドームに圧力をかけることで、ガスの圧力を一定にする装置です。

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そしてメタンガスはボンベに詰め込まれます。
これをトラックで運んで、燃料として使ってもらうわけです。

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残った液体をタンクにためます。これが、液肥として農家などで使われる事にになります。
芝生に撒く液肥は、固体成分が混ざっています。でも、畑に撒く液肥は、固体成分をきちんと取り除くそうです。固体成分には牛が食べた草の種が混ざっていて、畑にまくとそれが発芽してしまうことがあるのだそうです。種の生命力すごいですね…。

タンクをさわっているのは、どこまで中身が入っているのかが触るとわかるから。触って熱いところは空で、ひんやりするところが中身入りです。

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液肥のタンクを上から見えると、こんな感じ。黒い六角形のモノがたくさんありますが、これがフタです。ヘキサカバーというプラスチックをたくさん浮かべることで液肥の表面をおおい、成分やにおいが逃げていかないようにしているのです。面白いやり方ですね。

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