ウニの肛門をかこむ5つの穴

 ウニを飼育しているわけですが、それと並行してウニの標本づくりなどもやっています。
 というわけで出来上がったのが、ウニの骨格標本。
SONY DSC
 ウニの骨格は、海岸を歩いているとたまに見つけることもあるかと思います。
 ウニは、昆布などにつかまっている方に口があり、その反対側の頂点に肛門があります。この写真では、中央の丸い部分が肛門です。ここから、フンがぽろぽろと出てくるわけです。
 その肛門の周りに、よく見ると小さな穴が5つ空いています。これは、卵や精子を放出するための生殖孔です。

 この生殖孔があるせいか、肛門付近の骨格はこわれやすくて、穴が広がった状態になってしまいがちです(海岸で広う骨格は大抵そういう状態になっています)。この標本も、たまたま上手く行ったうちの1つです。大部分は穴が広がってしまいました。このあたりは、洗浄液につける時間の試行錯誤が必要ですね…。

 ついでなので書いておくと、白く盛り上がっている部分はトゲがついていた場所。生きているウニを見ると適当にトゲが生えていそうですが、実はきれいに並んでいたのだと分かります。
 薄く黄色くなっている部分に小さな穴がたくさんありますが、そこは管足が生えていた部分です。管足も規則正しく生えているのだとわかります(これは生体を見てもわかりやすいです)。
 トゲがついていた部分も、管足が生えていた部分も、肛門を中心にきれいに5方向に広がっています。これを五放射相称といいます。ヒトデも同じですね。

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