改訂版 メダカに卵を産ませる方法

以前に「メダカに卵を産ませる方法」を書いていたのですが、その改訂版を。色々少し変えながら、今年もメダカを育てています。

変更した部分を赤字にしています。

  • メダカを用意する
    1. どこで買っても良く、1匹20円でペットショップやホームセンターで売っているモノで十分です。たぶんそれはえさ用のメダカなのですが、それでも問題はありません。
    2. 通販で1匹あたり数円で売られているモノでも大丈夫ですが、値段の分少しやせている場合もあるでしょう。その場合、卵を産むまでの期間を長く見なければなりません。
    3. 買ってから産卵までは、2週間~1ヶ月かかります。卵がほしい時期から逆算して、メダカを用意しましょう。幸い、えさ用メダカは年中売っています。
  • まずはトリートメント
    1. たいていの場合、店員さんがメダカを網ですくってビニル袋に入れてくれます。このとき、メダカは体中に擦り傷を作ることになります。この傷から感染して、白いカビが生えて死んだりします。
    2. 傷が治るまでの間(3~5日程度)は、薬を入れた水で管理します。カルキ抜きをした水を水槽に用意し、メチレンブルーを薄めにパッケージの指示通りの濃度になるように入れます。メチレンブルーを使っている間は、水草を入れてはいけません。水草が枯れるので、水質が悪くなる原因になります。
    3. 水槽に、買ってきたメダカをビニル袋ごと浮かべて、温度を合わせます。1時間も浮かべれば十分です。
    4. メダカを水槽に入れます。網を使ってはいけません。
    5. メチレンブルーは酸素に触れると透明になります。徐々に青い色は薄くなりますが、3日目くらいから毎日半分くらいずつ水替えをしていきます。メチレンブルーが入っているうちは、微生物が増えないので良い水(うすく黄色い水)になりません。透明になるまでその水を使っても良いですが、5日程度でカルキ抜きをした水に変えてしまってもいいでしょう。水替えなどのメンテナンス時にも、決して網を使ってはいけません。
  • 置き場所と水温
    1. メダカは日光に当てた方が丈夫に育ちます。日光が当たるような場所に置きます。
    2. 水温は、20℃台になるようにします。(一応は40℃近くでも生きるそうです。)
    3. 直射日光が強くて水温が上がってしまうようであれば、すだれのようなモノをかけるとか、水槽の一部分が隠れるように段ボールを置くとかで調節します。
      僕は、職場の窓が東向きなのでそこに置きっぱなしにしています。一番日光が強い時間は光が当たらないので、ちょうど良いみたいです。(北海道だからと言うこともあるでしょう)
  • エサと水替え
    1. エサはトリートメント中から与えてかまいません。必ずすぐに(1分程度で)食べきれる量を与えてください。えさが残ると水質が悪くなってしまいます。
    2. 日に1~2回のエサでもいいのですが、産卵のために太らせることを考えると、日に4~5回与えた方が良いでしょう。
    3. えさを与えない日がない方が良いのですが、職場で飼育するとそうも行かないのがつらいところ…。タイマーでえさをあげる方法もありますが、エサがどさっと出て水質が一気に悪くなるリスクがあります。数日エサが無くてもそれが原因で死ぬことはないので、そこはあきらめた方が安全です。
    4. 食べきる分しかえさを与えないと、水替えもほとんど要らなくなります。大きなスポイト(GEXのクリーナースポイトなど)で、水の底にたまった糞や食べ残しの餌を取り除きます。いっしょに水を吸うことになるので、減った分の水を足します。この程度の量であれば、カルキ抜きは必要ありません。2週間に1度くらい、半分くらいの量を交換する程度で良いでしょう。それ以外は、水が減ってきたらカルキ抜きをした水を足します。水替えの回数は少ない方が良いのです。
    5. 水のニオイが悪くなったら(酸っぱいようなニオイがしたら)、水を全部取り替えてしまいます。原因はエサのやり過ぎでしょう。そうならないようにします。
    6. 何をやっても死ぬ個体はいます。死んだ個体はすぐに取り除きます。
    7. 水は、うっすらと黄色に色がついたような状態になるとよいでしょう。微生物がたくさんいる、メダカにとってちょうど良い水です。汚いと言って水替えをしてはいけません。微生物に早く増えて欲しい!というときには、市販の微生物(GEXのベストバイオサイクルなど)を入れると良いかも知れません。
  • 産卵のために
    1. 産卵は朝に行うので、昼と夜とをきちんと作ります。
    2. 産んだ卵を水草などに引っかけるので、カボンバのような水草を入れます。水草の種類は色々ありますが、カボンバが安くてどこでも手に入ります。専用の産卵床もペットショップにあります。
    3. 卵は指でつまんでとり、水道水を入れたシャーレなどに入れておきます。採取した日を書いておくと、その後の管理の参考になるでしょう。水道水は塩素が入っているので、卵をカビるのを防ぎます。水替えをせず、暖かなところに置いておくと、そのうちに孵化します。
  • 病気の時は
    1. 病気が簡単に治るとは考えない方が良いです。
    2. メダカの体に水カビが生えて死んでしまうことがありますが、水カビの原因となる菌は必ず水槽内にいますので、完全に予防することは出来ません。ケガをしたり、体力が無かったりする個体が感染するのでしょう。ですから、そのように死んだメダカが居ても、水槽の水替えを行う必要はありません.死んだ個体を取り除くだけで良いです。
    3. 病気のメダカを別の水槽に隔離して薬浴します。
    4. 病気が出た水槽の水は、できれば全部交換します。残っているメダカにも、薬浴させた方が良いです。
    5. 薬浴中は産卵を期待できません。そのため、水槽をいくつかに分けて飼育しておく方が、リスク分散になって良いでしょう。
  • その他
    1. 水槽に小石などを敷く必要はありません。メンテナンスがめんどくさくなるだけです。
    2. エアは、送り出す量をコックで調節できる部品(NISSOの三叉分岐など)を使って、少しだけ送り込みます。エアの量が多いと、エアに巻き込まれて死ぬ個体もでてきます。エアやフィルタも不要です。
    3. エアをつかわない場合は水深を浅く、水面が広くなるようにした方が良いです。エアを使う場合でも、メンテナンス(スポイトで糞をとるなど)の都合上、水は浅い方がよいでしょう。
    4. 授業などの必要があって、小さな水槽にわけて飼育することがあるでしょう。この場合は、メダカを新しい水に入れるのではなく、微生物がたくさんいる水槽の水を使った方が良いと思います。100%水槽の水となると大変ですが、せめて1/3程度は入れられると良いのでは無いかと思います。
    5. 稚魚をすくうには、レンゲが良いそうです。(6/18追記)
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すごいぞ!ひげ根

遠足で海に行ってきました。
砂浜で遊んで帰ってきたのですが、その際にひげ根ってすごいなぁと思ったので、記念写真。

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崖のようになってしまっているのですが、その砂を保持しているのは絡み合うひげ根。これがもしなかったら、あっと言う間にここは崩れているでしょう。

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近づくとこんな感じ。砂よりも根の方が多いんじゃないの?って思うくらいに、根がビッシリと。

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ここだと、もう砂が見えないくらいになっていますね。

植物が水や栄養を吸収するための工夫であるのでしょうが、地面が風雨で削られないためにも相当の役割を果たしているのだなと思いました。

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メダカは太らせないとね。

職場で飼っているメダカがブクブクに太っています。

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メダカの発生を扱う学年(5年生)ではないのですが、尾びれの毛細血管を観察したついでに、そのまま飼育しています。

気がついたときに餌を少しだけ入れるので、日に5回以上エサをあげています。ホームセンターの痩せたメダカからスタートさせて1ヶ月くらい。これだけ太ると毎日卵を産んでくれるので楽しいですね。タマゴは一応シャーレによけているので、稚魚から育てることにも挑戦してみようかなと思います。

10匹飼って、1ヶ月後に残ったのは5匹。結構厳しい結果ではありました。

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ヤモリ マイナス1

3匹のヒラオヤモリ(餌ヤモリ)のうち、痩せていた1匹が落ちました。数日前から予想していたとおりでした。餌をとれなかったのでしょうね…。

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死んでも目が美しい。というのが、最初の感想でした。パッと見死んでいる風に見えませんでした。でも、全く動かないので確認をすると、星になっていたのでした。

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目を接写するとこんな感じ。

ヤモリはまぶたがないので、目を閉じることが出来ません。そのため、死んでも目を見開いたままなのですね。目の表面は透明なウロコに覆われているとのことです。

また、瞳孔が縦になっています。ネコと似ていますが、瞳孔の左右が波形になっていて、ネコよりも複雑です。瞳孔の周りが虹彩で、暗いところは瞳孔が開き、明るいところでは閉じるように調節します。眠っているときには瞳孔が閉じるようで、それで起きているかどうかを判断できるそうです。

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つるつるの壁でも登れることでしられるヤモリの指。

吸盤ではなく、とても細かい毛が生えていて、そのために壁に張り付くことが出来るのだとか。ファンデルワールス力がどうのという話ですが、説明できないのでここで終わります。

 

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イカを締めると、きれいに白くなる。

アオリイカを締める様子をTwitterにあげた高校生が、なぜか「動物虐待」などと叩かれる不思議な話がありました。

イカを締める時の動画です! Hiroto/ショアジギ

こんな風に神経を破壊することで白くなるのかというのが驚きでした。なぜ白くなるのかや、胴を締めるときにきれいに左右に分かれる様子も興味深いですね。

ちなみに、このようにイカを締めるのは一般的なことのようで、他にもたくさんの動画がYouTubeに上がっていました。

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エサからみる、イカやタコの足と口の形の違い。

イカやタコの仲間を「頭足類」と言います。
からだが、胴・頭・足に分かれていて、頭から足が出るつくりになっているので、その名前がついています。

その頭足類の足(触手)と口のカラストンビ(顎板)の形の違いを、エサと関連付けて説明している美しいイラストがありました。

触手マニア必見。頭足類の触手と顎板の解剖学的違いを説明するイラスト : カラパイア

動物の口は、そのエサに対応しています。よく昆虫の口の違いでその説明がなされることがあるのですが、これをみれば頭足類でもできますね。

本来は英語で書かれているそうなのですが、日本語訳された物がリンク先にあります。ありがたやありがたや。

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1mの津波の破壊力

まずは動画を見てもらえると、津波の破壊力が分かると思います。せっかちな人は、二十秒からみるとよいでしょう。

2013/07/27(土) 波高 1m 津波実験 at 横須賀・港湾空港技術研究所一般公開 – YouTube

初めて見たときに、1mでこれだけのエネルギーがあるのかと驚きました。こんなのがぶつかったら、到底助かりません。1mというと、学校で使うプールよりも浅い水なのに。

津波について学習するときに、このような映像は使えそうですね。津波がどれほど恐ろしい物なのか、冷静に理解してもらえると思います。

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