子ども食堂で、ペーパークロマトグラフィを応用した、しおり作りをしました。
写真は参加者の力作。夏の夜を描いています。花火の部分が、ペーパークロマトグラフィを応用した部分です。
準備
- エタノール(今回は消毒用のものを使用。80%程度。普通の水でもできます。)
- 綿棒
- 小さな入れ物(今回は、お弁当用のケチャップ入れを使用)
- 濾紙など(今回は、コーヒーフィルターと吸い取り紙を用意)
- 水性ペン(今回は、寺西のラッションを使用)
- ラミネートシート(しおりのサイズに丁度良いもので。今回はハガキサイズ)
- ラミネーター
- 穴開けパンチ
- リボン
手順
- 濾紙などに、水性ペンで丸く模様を描く。真ん中5mm程度は、綿棒でアルコールを置く場所として残しておく。
- 小さな入れ物にエタノールを入れる。綿棒にアルコールをつけて、模様の真ん中にエタノールを置く。一度では足りないので、何度か繰り返す。
- 水性ペンの色が広がるので、適当なところでアルコールを置くのをやめる。
- このとき、紫が青と赤に分かれるなどが起こる。このようにして何が混ざっているかを調べる方法を、ペーパークロマトグラフィという。
- 必要に応じて、何度か繰り返したり、絵を書き足したりしてデザインする。
- 満足したら、乾かしてラミネートする。
- パンチで穴を開けてリボンを通せば、しおりになる。
補足
- 濾紙などの下にコピー用紙を敷き、その下には新聞紙を敷いておいた。(机の汚れ防止)
- コーヒーフィルターを開いたものを練習用とし、吸い取り紙を半分に切ったものを作品用とした。
- 100円ショップで10~30本入りなどで売られている水性ペンでも出来る場合がある。
- 予備実験では、ダイソーで買ったペンでは出来なかった。5年程度前に買ったダイソーのペンでは出来た。
- 100円ショップは、同じ商品を安定して手に入れることが出来ないので、このような実験の時には必ず予備実験が必要。
- 水性ペンなので、水でも問題なく出来る。たまたま消毒用アルコールがあったので、それを使った。
- インクの溶け具合が変わるので、水とアルコールでは結果が異なる。
- アルコールの方が乾きやすい。ということの、良さも悪さもある。
ピンバック: ペーパークロマトグラフィの紙と溶媒 | 晴れの日は理科にしよう